横浜村田修一内野手(28)が3冠王宣言だ。6日、横浜市の球団事務所で契約更改交渉を行い、1億円アップの年俸2億6000万円プラス出来高でサイン。更改の大トリを務め「あした(7日)から自主トレに行くので、新しい年を迎えられる」と話した。昨年は2年連続の本塁打王となり、3冠王に「一番近いというのは意識しているし、狙える以上は狙っていきたい」と力を込めた。

 昨季は北京五輪日本代表に選出され132試合出場だけに、打点も本塁打も増える要素がある。「打率が一番問題」というが、リーグ4位の3割2分3厘を残した。「北京五輪を経験して量産体制に入れた。帰ってからファウルが少なくなった」と国際大会の集中力がシーズンでも生きた。

 今年も3月にはWBCが控える。硬い使用球に合わせ、これまでのタモからメープルのバットも試す。世界舞台を助走に、開幕からダッシュをかける。