鈴木軍にすべてのベルトを奪われたノアが16日、都内の事務所でざんげ会見を開き、団体一丸となってのベルト奪還を誓った。

 午後5時から行われた会見には、田上明社長を始め、所属、レギュラー参戦の22人がそろいのジャージーを来て登場。田上社長が「ノアとしては、選手一同一致団結して、ベルトを取り返します」と発言。その後、全選手が決意を述べた。

 丸藤は「まずは、応援してくれたファンの皆様に申し訳なく思っています。歴代のGHCチャンピオンが素晴らしい試合を重ねて今がある。田上社長や、小橋さんの前であのような最悪のGHCタイトル戦にしてしまったことは申し訳なかった」と頭を下げた。杉浦は「ベルトを持っていかれたのは、ボクらみんなの責任。でも、ファイティングスピリットを失ったわけじゃない。絶対にこのノアが沈むことはありません」と声を絞り出した。森嶋は「タイトル全部を奪われたことは、オレはノアの人間だから腹立たしい。今後、オレが絡んだら鈴木軍はただじゃすまない。ノアは絶対沈まないので、かかってきなさい」と闘志をむき出しにした。

 午前中に会見した鈴木みのるの「丸藤にもう1度チャンスをやる」との発言を受け、5月10日の横浜文化体育館大会で、王者鈴木-丸藤のGHCヘビー級選手権もリマッチも決定した。4月11日の新潟大会で、GHCジュニアヘビー級選手権で、王者タイチに石森の挑戦、さらに同大会でGHCジュニアタッグ選手権も行われ、TAKAみちのく、デスペラードの王者組に、拳王、大原組が挑む。