新日本は14日、来年1月4日の東京ドーム大会の全カードを発表した。メーンでは棚橋弘至(34)が、流出中のIWGPヘビー級ベルト奪還を目指し、王者小島聡(40=フリー)と対戦する。09年のプロレス大賞MVPに輝きながら、今年は1度もタイトル戦線に絡めない不遇の年。それでも「内藤とか、他の選手の底上げがあった。それはおれという存在がいたから」と、相変わらずの超ポジティブ思考で1年を振り返った。

 02年に新日本を退団した小島に対しては「IWGPへの愛着を語るにしても、外敵として振る舞うにしても、振り切れていない。ファンもモヤッとしている」とダメ出しした。さらに「超ベビーフェースの棚橋と、外敵の小島選手という分かりやすい構図ですね」と自信満々に語り、報道陣の失笑を誘っていた。