<新日本:ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア>◇26日◇東京・後楽園ホール◇1750人

 開幕戦で実現したザ・グレート・サスケ(41=みちのくプロレス)とTAKAみちのく(37=KAIENTAI-DOJO)の“兄弟対決”は、サスケが兄貴分の貫禄を見せた。9分57秒、卍(まんじ)固めで勝利した。

 ともにユニバーサルプロレス、みちのくプロレスで苦楽を共にした兄弟分同士。TAKAが厄年のサスケの腰を狙い撃ち。場外からエプロンに腰を打ちつけ、リング内でも執拗(しつよう)にストンピング。だが、サスケは場外でTAKAを痛めつけ、最後は新日本の創設者アントニオ猪木オリジナルホールド、卍固めでギブアップを奪った。

 弟分からの勝利にサスケは「最近は負けてばかりでしたが、今日は何としても勝ちたかった」とマスクの下で笑顔。「TAKAは新日本のリングで、よそ行きの雰囲気だった。私は気持ちはホームリング。スーパージュニアも行けるかもしれない」と優勝に意欲を見せた。