UFCフライ級3位平良達郎(26=THE BLACKBELT JAPAN)が、日本人初のUFC王座獲得を目指して出陣する。9日(日本時間10日)、米ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャルセンターでUFC328大会が開催。同興行で平良は同級王者ジョシュア・ヴァン(24=ミャンマー)に挑戦する。6日(日本時間7日)には、同地で米中心のマスコミの質問を受けるメディアデーに臨んだ。

過去、日本勢では宇野薫、桜井“マッハ”速人、岡見勇信、堀口恭司、朝倉海がUFC王座に挑戦してきたが全員敗退。平良は「(日本人初のUFC王者は)私の夢であり、日本のファンの夢でもある。日本のファンはUFCのベルトを待ち望んでいる。このチャンスをつかむ準備ができている」と自信の表情を浮かべた。

当初は4月11日(同12日)、米マイアミのカセヤ・センターで開催されるUFC327大会で組まれていたカードだったが、王者ヴァンの負傷のために約1週間前に1カ月後の延期が発表されていた。米コロラド州デンバーで合宿していた平良は、そのまま同地に残って最終調整。そのまま試合地に入った。平良は「本当に楽しみ。試合までもうすぐ。ここまで来たのがうれしい」と声をはずませた。

プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33=大橋)と同じNTTドコモやSBIホールディングスとスポンサー契約を結んでいる。米メディアから井上との関係性を問われ「大橋ジムで練習させてもらっている。彼と直接練習させてもらってはいないが、スパーリングをみさせてもらった。井上尚弥選手の練習にかける思い、集中力に圧倒された。トップ選手から見習わないといけない。見習うことが多いと思いました」と刺激を受けたと明かした。

5月2日、東京ドームで井上尚弥-中谷潤人戦が開催され、世界から注目された。UFCの日本大会で同じような盛り上がりを起こしたいかを問われた。UFC日本大会は2017年が最後。平良は「僕がその役目を担わなければならない。ベルトを獲得したら、日本で大規模なUFCイベントを開催する手助けをしたい」と言葉に力を込めていた。