小橋建太(44)が5年9カ月ぶりにタイトルに挑戦する。ノアは2日、都内で会見して小橋、潮崎豪(30)組が、3月18日の横浜大会(横浜文化体育館)で秋山準(42)斎藤彰俊組のGHCタッグ王座に挑戦することを発表した。小橋は06年6月に本田多聞と組んで同王座を獲得しながら、直後に右じん臓のがんが発覚して手術、返上を余儀なくされた。545日の欠場を経て復帰後も、175日、576日と長期欠場を繰り返し、昨年7月に復帰して半年がたった。その間、タイトル戦線に絡むことはなかった。

 小橋は「長かったというか、ファンを待たせすぎた。自分のコンディションが、まだ上がってこないが試合まで頑張りたい。もし自分で満足いく戦いができなければ(最前線から)退くだろうが、そうはしたくない」と必勝を誓った。師匠・小橋と組んでのタイトル挑戦に、前GHCヘビー王者・潮崎は「自分の中では、小橋さんと組んで挑戦できる楽しみがある」と話した。