<ノア>◇8日◇横浜文化体育館◇11試合◇観衆3200人

 GHCヘビー級王者の森嶋猛(33)が、6度目の防衛に成功した。4度目の戴冠を狙った秋山準(43)を21分11秒、バックドロップ連発からの片エビ固めでフォールを奪った。

 ノアの第一人者秋山との対決は、意地の張り合いとなった。開始からショルダータックルを互いに20回以上、やりあった。秋山からは古傷の腰を集中攻撃されたが耐える。形勢逆転すると、130キロの巨体を駆使して、場外でフライングボディーアタックを披露した。

 「負けられない気持ちだけだよ。立ち上がって勝つのがレスラーだ」。試合後、ゼロワンの佐藤耕平(35)が乱入し、対戦を迫られた。「受けて立つけど、ゼロワンを背負ってる覚悟でこい。うちのファンは佐藤を知らないよ」。続けて「オレが今、ノアの顔だ」と覚悟の違いを見せるようにほえた。