暴行の現行犯で逮捕された元岩手県議で覆面レスラーのザ・グレート・サスケ容疑者(39=本名・村川政徳)が希望した弘中惇一郎弁護士が20日午後6時半から約30分間、署内で接見した。開口一番「事件の発端は同情に値するが、あなたは格闘家だ。一般の方に手を出すのは大人が子どもに暴力をふるうようなもの。あなたが悪い」と説教すると、マスク姿の同容疑者は「おっしゃる通りです」と話したという。

 弘中弁護士は、81年のロス銃撃事件で逮捕され、昨年10月のロス移送直後に死亡した三浦和義元会社社長(当時61=日本で銃撃事件の無罪確定)の代理人。サスケ容疑者は元社長と同じ事務所所属だった。知人だった同弁護士は「本人も反省している。1日も早く被害者の方にお会いし、謝りたい」とした。謝罪が受け入れられれば、示談を模索する方針。