UFCミドル級王座挑戦権を持つ岡見勇信(29)が、UFC最強戦士のトレーニングを導入して王座を取る。WOWOWで12日、放送されたUFC124中継でゲスト解説を務めた後、都内のスタジオで取材に応じた。通常の試合は5分3回だが、タイトルマッチは5分5回。スタミナの勝負となるだけに、「5ラウンドは初めて。それを想定したトレーニングメニューを来年は組みたい」と強化計画を明かした。

 この日のメーンでは、UFC最強の1人と呼び声高いサンピエールが、ウエルター級タイトルマッチでコスチェックに判定勝ちした。同選手がスパーリングで1回ごとに相手を代えていることを聞くと、岡見は「そういうものも取り入れながらやりたいですね。米国に(出げいこに)行くことも考えています」と興味津々だった。岡見は来年2月の王者アンデウソン・シウバ-ベウフォート戦の勝者に挑戦する見通しだ。