角界随一の人気力士で、東前頭12枚目の遠藤(24=追手風)が、西前頭12枚目の琴勇輝(24=佐渡ケ嶽)をはたき込みで破り8勝目をマーク。

 昨年九州場所以来、今年初となる4場所ぶりの勝ち越しを決めた。

 押し相撲の琴勇輝の出足に後退したが、左へいなした。再び正対し頭で当たってくる琴勇輝を、再び体を左に開き、はたき込んだ。

 3月の春場所で左膝を負傷し、途中休場。そのケガを押して出場した夏場所は、6勝9敗と負け越して今場所に臨んでいた。膝をかばうそぶりも見せず、今場所は連敗がなく、順調に白星を重ねてきた。

 平幕2人目の勝ち越し力士として、NHKのインタビュールームに招かれ、久々の勝ち越しを問われた遠藤は「ケガもあって、すごくここまで長いな…と思っていました。今日も決して、いい相撲ではなかったけど勝ち越せて良かった」と笑顔を見せた。

 今場所に臨む気持ちについては「後援者の方であったり、ケガをしてつらい時に支えてくれた人たちのことを考え、絶対に勝ち越すんだと思って臨みました。ホッとしてます」と、ここでも白い歯を見せた。膝の状態は「ケガをする前より良くはないけど、先場所よりいい方向に行っている。プラスに考えて明日からも臨みたい」と、さらなる白星の上積みを期した。