新大関照ノ富士(23=伊勢ケ浜)の最強横綱撃破はならなかった。
横綱白鵬(30=宮城野)との立ち合いで左上手を許し、自身は上手を取れない。探り合いの末に寄られると驚異の粘り腰で耐えたが、最後は1分10秒で力尽きた。
それでも、支度部屋での第一声は「良かったっす」だった。その要因は、真っ向勝負で力試しができたこと。「上手を取れなかったけど、それでも残れるんだ。ちょっと自信がついた。ちょっとずつ、近づいてる感じがします」と手応えを口にした。
新大関として史上9人目の快挙となる優勝を狙う賜杯レースからは1歩後退したが、まだ4日ある。12日目の横綱鶴竜(29=井筒)戦に向け「まだ優勝争いのチャンスはある。千秋楽まで思い切っていきたい」と、すぐに気持ちを切り替えた。

