自らの記録を更新する、史上最多36度目の優勝を狙う横綱白鵬(30=宮城野)は小結隠岐の海(30=八角)に寄り切られ波乱の黒星スタートとなった。

 昨年春場所以来2度目、横綱昇進後としては初の優勝を目指す鶴竜(30=井筒)は小結栃ノ心(27=春日野)と対戦し、寄り切りで下した。

 大関2場所目の照ノ富士(23=伊勢ケ浜)は碧山を寄り切った。他の大関陣は、稀勢の里(29=田子ノ浦)が嘉風を寄り切り、西大関の琴奨菊(31=佐渡ヶ嶽)も佐田の富士を寄り切りで下した。

 東大関の豪栄道は東前頭2枚目・大砂嵐(23=大嶽)を渡し込みで下した。

 先場所、10勝した2場所連続関脇の栃煌山(28=春日野)は東前頭3枚目・佐田の海(28)を押し出しで下し、人気力士の東前頭7枚目・遠藤(24=追手風)は西前頭7枚目の阿夢露(32=阿武松)を寄り切った。