東幕下3枚目の大道(33=阿武松)が、十両復帰を有力にした。

 西幕下4枚目の大翔鵬(21=追手風)を上手投げで下し、5勝目。「すごく緊張した。右四つになって、上手を取れて良かったです。星勘定はしないようにしてたけど、負けたら(再昇進は)他力本願。自分で勝って決めたかった」と胸をなで下ろした。

 7月の名古屋場所は、東十両11枚目で4勝11敗に終わり、幕下へ陥落。給料がなくなり、若い衆の仕事であるちゃんこ番なども自主的にこなしてきた。「これが自分の財産になる。このままやめるより、まだ上に行けると思った」と振り返った。

 阿武松親方(元関脇益荒雄)は「幕内に上がった相撲よりも、幕下に落ちてからはい上がった相撲は、本人にとってものすごく価値があるんですよ。落ちて気持ちを切るのでなく、はい上がる。そこに相撲の修業があるんです。みんなの手本になって欲しい」と熱く語った。