左膝を負傷していた横綱白鵬(30=宮城野)が20日、香川・丸亀巡業で復帰した。早速土俵に上がると、横綱鶴竜に胸を出してもらって、1分足らずの軽めのぶつかり稽古を消化。野外に出てアスファルトの地面で若い衆らとの山稽古でも汗を流した。

 途中休場した秋場所で痛めた左膝の状態は「まだ4割、5割」と言う。だが、久々に関取衆と対面し、多くのファンから声援を浴びると、優勝35回の大横綱の心もたかぶった。約1カ月ぶりの土俵入りには「衝撃的な感じ。グッときた」と感慨深げに話した。

 第一人者の現場復帰に、尾車巡業部長(元大関琴風)も「体がたるんでるとかは、まったく感じない。いつもと同じ。白鵬がいると、場が締まる」と目を細めた。九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)へ向け、白鵬にも焦りはない。「少しずつ汗をかいていきたい」。マイペース調整で強さも取り戻していく。