大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)を休場する東十両9枚目の時天空(36=時津風)が、悪性リンパ腫の治療を受けていることが8日、明らかになった。名古屋場所から右脇腹に痛みを覚え、秋場所では休場を考えるほどの激痛に悩まされたため都内の病院で検査。悪性リンパ腫と診断され、抗がん剤治療を行っている。

 東京・墨田区の部屋で報道陣に応対した時津風親方(元前頭時津海)は「聞いた本人が一番つらかったと思いますよ。最初のほうは『治して土俵に上がりたい』と言っていた。今後のことは2人で話し合って決めたい」と話した。

 時天空は現在、入退院しながら治療に専念している。回復も良好で4月ごろには完治する見込みという。