大みそかのNHK紅白歌合戦の出場歌手発表会見が26日、東京・渋谷の同局で行われ、HKT48が初の紅白歌合戦出場が決まった。

 AKB48、SKE48、NMB48も出場を決め、国内48グループがそろい踏みとなった。

 福岡・博多を拠点に、11年に旗揚げされたグループにとって、この日は劇場デビュー3周年の記念日だった。日本テレビ系「ベストアーティスト」に出演するため、この日の会見には多田愛佳(19)穴井千尋(18)松岡菜摘(18)朝長美桜(16)本村碧唯(17)神志那結衣(16)山本茉央(18)木本花音(17)栗原紗英(18)の9人が出席した。

 中継で会見であいさつした指原莉乃(22)は「本当は会見の会場で喜びを分かち合いたかったのですが、まさか出られると思っていなかったので、スケジュールを取ってもらっていなくて申し訳ないのですが、一アーティストとして少しでも紅白を盛り上げることができたらいいなと思います」。宮脇咲良(16)も「紅白初出場ということでとても緊張しているんですけど、毎年見ていた紅白歌合戦に出場できるということで、HKT48らしく頑張りたいと思います」とそれぞれ意気込んだ。

 AKB48から移籍してグループを引っ張った指原と、多田にとっては、2度目の「初出場」となった。07年にAKB48が初出場した際の会見にも出席していた多田は「家族やスタッフ、ファンの皆さんが連れてきてくれた。みなさんに感謝しながら頑張っていきたい」と感謝の気持ちを表した。

 HKT48は、昨年3月にCDデビューし、シングル4作連続でオリコン初登場1位を獲得。今年は九州ツアーを皮切り、アリーナ、全国ツアー行うなど、人気、実力とも付けてきた。中心メンバーの宮脇は、AKB48も兼任。AKB48の最新シングル「希望的リフレイン」(26日発売)で、渡辺麻友(20)とセンターの一角を務めた。