3月に東京・お台場に開業した複合型エンターテインメント施設「東京ドリームパーク」内にある新劇場「EX THEATER ARIAKE」のオープニング公演「AmberS-アンバース-」を見てきました。NEWSの加藤シゲアキがクリエイティブプロデューサーと原作・脚本を担当し、なにわ男子の大橋和也、timeleszの寺西拓人がダブル主演しました。
架空の巨大国家の地方都市を舞台に、永遠の若さを手にできると言われる伝説の秘薬「アンバース」をめぐり、酒場を切り盛りする青年イヴル(大橋)、謎の流しのピアニストであるアラン(寺西)など、さまざまな人々の野望と思惑が激しく交錯するスリリングな舞台で、最新鋭の劇場機構を最大限に生かしたスペクタクルな演出が印象的でした。大橋は悲劇的な展開が続く中で、彼の持ち味でもあるひたむきな明るさが舞台にある種の救いをもたらしていました。
そして、寺西は暗い過去を秘めた男の哀しさと強靭さを見事に体現していました。寺西は昨年、オーディションでtimeleszのメンバーに選ばれるまでは、「SHOCK」など舞台で彼の姿を見ることが多かったように思います。初めて舞台で主演したのは二人芝居「マラソン」で、私も観劇しました。舞台上で実際に走り続けながら1時間強もセリフを言い合う、体力的にもハードな芝居でしたが、その時の会場は約200席の小劇場でした。それから7年が経過し、1500席を超える劇場のオープニング公演の主演を務めるまでになりました。今はグループとしての活動が中心となり、以前のような舞台の仕事は減っていくでしょう。ただ、今回の舞台を見て、演技、歌、そして存在感に舞台俳優としての成長を強く感じました。寺西が主演する舞台がいつになるのか。楽しみにして待ちたいと思います。【林尚之】




