SMAP香取慎吾(32)が映画「座頭市

 THE

 LAST」(阪本順治監督、来年公開)に主演することが16日、分かった。

 妻のために平穏な暮らしをしようと故郷に戻るが、再び刀を手にする主人公、市の最期を描く。中沢敏明プロデューサーは香取の起用理由を「原作のイメージ通り、大きな体格でユーモアと色気と抜群の運動神経を兼ね備えた役者さんは今、香取慎吾さんしかいない」と説明する。

 故勝新太郎さんのシリーズだけでも映画が約25本、ドラマが約100本に上る名作だが、題名通り作品化は最後になる。本作の企画を担当し、映像化権を持つ中沢氏は「座頭市の最期を描くことで、座頭市すべてのシリーズの最後とし、この先いかなるメディアでも『座頭市』を映像化することはしない」としている。

 香取はNHK大河ドラマ「新選組!」などで殺陣の経験はあるが、盲目の上、仕込みつえから次々と人を切るため、昨年6月から殺陣の練習を行うなど入念に準備。15日から撮影を開始した。香取は「今日からボクは市になります。初日ながら『座頭市』の最後『THE

 LAST』を締めくくれる気がしました」と手応えを感じている。