【ベネチア5日=柴田寛人】ベネチア映画祭の地元作品部門で、日本を舞台にした映画が上映された。「晩夏(原題TARDA

 ESTATE)」(A・D・トラパーニ、M・D・アンゲリス両監督、公開未定)は、織姫とひこ星が年に1度の七夕に会えるという物語を基に、男女の悲恋を描いた。昨夏に2週間、東京や京都などで撮影。ローマ在住の男優ハル・ヤマノウチ(64)ら日本人3人が出演した。映画祭には、主人公の元恋人役を演じた大島央照(ちあき=32)が参加した。

 大島は「本当にびっくりしています。ベネチアという場所も幻想的なので、夢の世界にいるみたい」。SNSサイトを通じて監督と知り合い、顔写真が役柄の印象に合うという理由で、出演オファーを受けた。「今までも海外からの話はあったんですけど、なかなか実現しなかった。今後、日本に戻って活躍できたらいいなと思います」。日本ではまだ無名も、飛躍のきっかけになるかもしれない。