5月24日開幕の劇団四季ミュージカル「アラジン」(東京・電通四季劇場「海」)の前売りチケット(12月31日までの約7カ月分)が15日午前から発売され、同日中に総販売枚数が21万5000枚を突破し、劇団史上最高販売枚数を記録した。このため、来年元日から同5月31日まで、公演の5カ月延長を決定。開幕前に早くも1年間のロングランが決まった。

 「ライオンキング」「美女と野獣」「アイーダ」「リトルマーメイド」に続き、劇団四季のディズニー作品第5弾となる「アラジン」は、砂漠の王国に住む青年アラジンと王国の姫ジャスミンの恋を中心に、ランプの精ジーニーや王国支配をたくらむ大臣ジャファーらが絡む物語。92年公開の長編アニメ映画をもとに、昨年3月にブロードウェーで初演され、フライングなど多彩な演出に「ホール・ニュー・ワールド」などロマンチックな楽曲、派手な衣装、豪華な装置などが観客を魅了。大ヒットしてロングランを続けている。

 ブロードウェーに次いで世界で2番目の上演となる四季版公演は、昨年9月の上演発表会見直後から注目度が高い。出演候補者もオーディションで、アラジンは島村幸大、厂原(がんばら)時也、海宝直人、ジャスミンは岡本瑞恵、三井莉穂、ジーニーは道口瑞之、滝山久志に決まった。

 これまでの初日販売記録は95年「美女と野獣」東京初演の19万6000枚だったが、「アラジン」の記録更新は確実視されていた。

 今回販売されたのは207回公演の総席数23万7000席で、販売率は90%を超えた。劇団四季の吉田智誉樹社長は「想像以上の反響に大変驚いております。この状況を受けまして、可能な限り早い段階での延長発売を決定しました」と話している。