レコード、CDの総売り上げが8000万枚を超える英国のロックバンド、デュラン・デュランが、5年ぶりの新アルバム「ペイパー・ゴッズ」を11日に発表する。

 洋楽通で80年代ロックを愛する高嶋政宏(49)がデュラン・デュランの魅力を語った。「憧れてました。高校生の時、サイモン・ル・ボンになりたかった。真正のイケメンですから」。

 出会いは中3の時。「時効ですが、ディスコに行きまくって。友人で詳しいやつがいて、よく付いていったんです」。大量の洋楽に触れる中「心を動かされた」のがデュラン・デュランだった。「プロモーションビデオに、やけにモデルや女性を出していて。未知の世界、色気というか、こんな世界があるのかと」。当時、体重は110キロ。「ルックスに憧れたのに、入る服がない。だからこそ、憧れがどんどん膨らんでいきました」。

 「テクニックとモデルばりのルックスの両方を持つ奇跡のバンド」という。「アイドルだけど曲はスーパーメガヒット。ここまで続けてこられたのは完全に曲の良さ。時代ごとに売れています」。40代以上に根強い人気を誇る。「『三つ子の魂百まで』と言いますか、最初に心奪われた思春期の思いは永遠なんです」。

 82年の初来日から何度も公演を見ている。来日公演があれば駆け付けるつもりだ。「かみしめながら見て感動して泣きたい。ヒット曲満載のライブをやってほしい。もちろん1時間前から並んでグッズも買いますよ」。