女優田畑智子(34)が5日朝、東京・世田谷区の自宅で手首を切るけがを負った。

 所属事務所によると、料理をしていた時に、誤って包丁で切ってしまったという。同日夜のニュース番組で「自殺未遂」と報じられたが、所属事務所はこれを否定した。

 所属事務所によると、田畑は5日朝、料理をしていて、洗ったばかりのカボチャを包丁で切ろうとして、手を滑らせ、誤って左手首付近を切ってしまったという。傷口からの出血がすぐに止まらなかったため、自分で救急車を呼び、手当てを受けたが、入院はしていない。所属事務所によるとこの日は仕事は休みで、1人で自宅にいた。

 一方で同日夜、フジテレビ系報道番組「みんなのニュース」では、「自宅で睡眠薬を飲み、手首を切ったという内容の通報があった」と報じた。さらに「警視庁の警察官が自宅に駆けつけたが、田畑さんは自殺を図ったものとみられています。命に別条はありません」とも伝えた。

 田畑は、92年の映画デビュー作「お引越し」でヒロインを演じ、キネマ旬報新人女優賞を受賞するなどして脚光を浴びた。その後もドラや映画に出演。今年も映画「ソロモンの偽証」やNHKドラマ「かぶき者 慶次」やテレビ朝日系ドラマ「エイジハラスメント」などに出演した。最近はナレーションの仕事にも取り組むなど活動の幅を広げていた。