メタルダンスユニットBABYMETALが、来年に初の東京ドームコンサートを行うことが13日、明らかになった。この日、横浜アリーナで行われたツアーの千秋楽公演で発表した。

 全16曲を終え、メンバーがステージから去ると、ステージ後方のモニターで、来年4月2日のイギリス・ウェンブリーアリーナでのワンマンライブを皮切りにした、世界ツアーの開催を告知。さらに、同ツアーの最終公演の開催地が東京ドームになったことが発表されると、ファン1万3000人は「うお~マジか!」「すげえ~」「来たのか~!」などと声をあげ、大絶叫。会場は「ベビーメタル」コールでいっぱいになった。また、ツアー開始前日の4月1日に約2年ぶり2枚目のアルバム「タイトル未定」を世界同時リリースすることも発表した。

 メンバー3人は、楽屋裏で発表を見守った。終演後、ボーカルSU-METAL(17)は、「ニューアルバムはたくさんの方が待ってくれていると思うので、精いっぱい制作に取り組んでいきたいと思います。また、東京ドーム公演決定は夢のようですが、自信をもって皆さんの前に立てるように、ワールドツアーでも成長出来るように頑張ります」。

 YUIMETAL(16)は「東京ドーム公演が決まった事はまだ実感がありませんが、応援してくれている皆さんや、BABYMETALを支えてくれている皆さんへの感謝の気持ちを忘れずに、完全燃焼したいと思います」。MOAMETAL(16)も「お告げ(発表)を聞いた今でもその日がやってくるというのが信じられません。ニューアルバムのリリースが4月1日エイプリルフールなので、皆さんの期待をいい意味で裏切りたいと思います」とコメントした。

 10年11月、アイドルグループ「さくら学院」の派生ユニットとして誕生してから約5年で、国内最高峰のステージまで到達した。

 ライブでは、約1時間30分で、16曲を熱唱。2曲目の「ギミチョコ」では、「カモ~ン、横アリ!」と呼び掛けた。何度も観客をあおり、アリーナ最前列のブロックでは、数十人で一緒に走り回るファンが渦のようになり、熱狂していた。10曲目の新曲(タイトル未定)では、空手の正拳突きや瓦割りのような振り付けを披露した。