ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(43)が、政治資金の公私混同疑惑について釈明会見を行った舛添要一東京都知事(67)の今後の進退について「やめる必要はない」と自身の考えを示した。

 舛添知事は13日、東京都庁の定例会見で、政治資金の公私混同疑惑について、疑惑は大筋で否定した。一方で、個人的な食事などの支出が一部含まれていたとしてその部分は収支報告書を訂正・削除して返金するなどとした。

 堀江氏は舛添知事の高額出張費や公用車での別荘通い問題が報じられた当初から、ツイッターで「都知事の能力とは関係ないところで感情論で揚げ足とってまた別の人にやらせるのもうやめにしなよ。。トータルで考えると完全に損だと思うんだけど」「こんな瑣末(さまつ)な問題で叩きまくって舛添さんが辞めて、都政が良くなる予感が全くしない」と私見を述べていた。

 堀江氏は、舛添知事が会見で、正月の家族旅行で利用したホテル宿泊費に政治資金を流用したとの疑惑については、家族と泊まった部屋で「東京都知事選に出馬を決める政治的に極めて重要な会議」などを行ったと主張したことを受け、「家族と宿泊してた部屋で会議してたってことね。まあありがちな」と、その“苦しい言い訳”を指摘しつつも、「やめる必要はないと思うよ」とコメントした。

 その後も「まあ叩くのはこれくらいにしといて仕事してもらいましょうや。しっかりと。叩いて辞任したらまた無駄金が使われるんだし」「引きずり下ろす必要はないでしょ」と、都政のためには舛添知事が続行することを良しとするこれまでの主張を繰り返した。