演歌歌手野村未奈(33)が28日、長野・上田市でコンサートを行い、新曲「ほほえみ列車」で演歌史上初となる現役市長・母袋創一氏とのデュエットを発表すると同時に初披露した。

 野村は04年に「3代目 コロムビア・ローズ」としてデビュー。昨年には日本クラウンに移籍し、新たなるスタートを切っている。 野村と上田市との関係は09年発売の「城下町ブルース」がきっかけ。これを機に特別観光大使を務めている。もともと福祉に興味を持っていた野村は昨年3月、「音楽レクリエーション専門員」の資格を取得。音楽と福祉に関する知識と技術を活用し、高齢者の福祉現場において音楽を通してレクリエーションを提供する援助職の民間資格だ。「全国健幸都市」を目指し福祉事業に力を入れる母袋氏が野村の活動に興味を示し、野村からのラブコールに応える形で今回のデュエットが実現した。

 新曲を初披露した野村は、「『ほほえみ列車』と健康体操で皆さんの心と身体、そして上田市をもっともっと元気に出来るように頑張ります!」とコメントした。

 新曲「ほほえみ列車」は、8月3日発売の新曲「千曲川哀歌(エレジー) 夏の陣」にカップリング曲で収録される。同曲は「健幸都市上田市」にちなみ、上田市の名所を歌詞にちりばめた「健康体操曲」に仕上がっている。