高校に侵入して制服を盗んだとして、窃盗と建造物侵入の罪に問われた元お笑いコンビ「キングオブコメディ」の高橋健一被告(45)が7日午後2時25分ごろ、警視庁城東署から保釈された。この日、保釈保証金200万円を納付した。

 高橋被告は、スーツ姿で署から出ると約20人の報道陣を前に、深々と一礼し、「今回は本当に申し訳ございませんでした。被害者の皆さまとそのご家族の皆さまにおわび申し上げます。また、今回の件で裏切ってしまった多くの方々や、不快な気持ちにさせた皆さまにおわび申し上げます」と合計4度深々と頭を下げた。報道陣からは、相方の今野浩喜への思いを聞かれたが「何も言えません」とだけ話し、迎えの車に乗り込んだ。

 高橋被告は、3月の初公判で、世田谷区と江東区の都立高校に侵入し、女子生徒のブレザーなど約70点、約28万円相当を盗んだとされ、起訴内容を認めていた。4月の第2回公判では品川区内の高校に侵入し、セーラー服の上下7人分など計31点、約10万円相当を窃取したとされ、起訴内容を認め、先月24日の第3回公判では、昨年3月29日午前10時14分ごろ、高橋被告が東京都豊島区の都立高校に侵入し、女子更衣室から制服の上着5着など計43点や4人分の現金236円など計27万400円相当を盗んだとされる。次回公判は6月24日に行われる。