映画「デスノート Light up the NEW world」(29日公開)の試写会が11日、大阪市の梅田ブルク7であり、主演の東出昌大(28)と池松壮亮(26)菅田将暉(23)が舞台あいさつを行った。

 前作まではデスノートで犯罪のない世界を目指した“キラ”と、世界的名探偵“L”との対決を描いたが、今回は事件が終わった10年後が舞台。ある日、世界中のネット回線がジャックされ、キラが復活を宣言したことから始まる。

 映画では東出が“デスノートおたく”の捜査官を演じて主役で、池松がLの後継者、菅田がキラ信奉者のサイバーテロリスト。しかも東出は1番年上だが、この日の壇上は、東出をボケにして、年下2人がツッコむトリオ漫才のようなトークになった。

 まず菅田がピチピチの衣装に苦労したエピソードを披露していると、東出が「ねえ、全身私服だったよね?」。このいらぬツッコミに、菅田は「はぁ?」と小首をかしげ「何でそんなウソを言うの?」とピシャリとしかりつけた。

 また3人が撮影の合間、ゲームで時間をつぶしていた話題では、池松が“口撃”した。池松と菅田が以前共演した映画「セトウツミ」で、2人は川辺で延々とだべる関西弁の男子高校生を興じた。その流れで「カメラを置いて2時間しゃべって、先に笑った方が負け」という遊びをしたら…。

 東出が「ねえ、おもしろかったよね?」と2人に振ると、池松は「…楽しくなかったです」とムスッ。何でも「東出さんがすぐ笑うから、全然楽しくなかった」からだとか。東出が懲りずに「だって、おもしろいんだもん」と反論すると、今度は菅田が「だから、そこを我慢しなきゃゲームにならないでしょ?」。

 仲が悪いようで実はいい、奇妙な関係に場内から何度も笑いが起こっていた。