宝塚歌劇団星組の新トップ紅ゆずるが10日、兵庫・宝塚大劇場で、本拠地お披露目「スカーレット・ピンパーネル」初日を迎え、抜群のコメディー・センスで、大阪人トップらしい本領を発揮した。

 最後の新人公演で初主演した思い出の「スカピン」。フランス革命後、処刑されていく貴族を海外に逃す英貴族パーシーが主人公。正体を隠すために演じる“お調子者”の顔まで振幅を演じ分けた。潤色・演出の小池修一郎氏も「おふざけの場面など、よく個性が出ていた」とたたえた。宝塚大劇場は4月17日まで、東京宝塚劇場は5月5日から。