歌手GACKT(年齢非公表)が21日、戦国武将上杉謙信をしのび、新潟県上越市内の広場で開催された「第86回謙信公祭」に参加した。甲冑(かっちゅう)をまとい、白馬にまたがった「GACKT謙信」になり、大勢の武者をしたがえて登場すると、観客から歓声が湧いた。GACKTは07年、NHK大河ドラマ「風林火山」で謙信役を演じた。

 GACKTは「この震災を受けて『義の心』が日本人の心の美しさを象徴していることを多くの方が再認識したのではないでしょうか。合理主義の『どちらが得か』という考え方ではなく、心が正しいと思うその姿を、その行為を、それを行動に移す精神力が日本人のすばらしいところではないでしょうか。これからも1人の日本人として、1人のサムライとして、この想いを届けていきたいと思います」とコメントした。