「HOUND

 DOG」大友康平(54)が21日、都内で30周年記念ライブを行った。ファン投票で選ばれた「涙のBirthday」など30曲を熱唱した大友は「言いたいことは歌に込めてきたからいいじゃないかと思ってたけど、ここ4、5年、みんなの温かさをあらためて感じてます」とあいさつし、暗につらい法廷闘争を振り返った。

 同バンドは80年3月21日に「嵐の金曜日」でメジャーデビューし、85年「ff」が大ヒット。一気に人気バンドにのし上がったが、05年ごろに前所属事務所やメンバーと対立し、6人組バンドは崩壊。大友1人でHOUND

 DOGを名乗る事態になった。

 06年には前事務所から中止になったツアーの損害賠償訴訟を起こされ、09年5月に大友に優位な判決で終結。しかし、他の5人と交流は今もなく、デビュー記念日は、1人で迎えることになった。

 [2010年3月22日7時35分

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