指揮者の登竜門とされるアルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールの決勝が16日、イタリア北部パルマで行われ、ミラノ在住の日本人指揮者、三ツ橋敬子さん(30)が準優勝した。同コンクールで女性が準優勝以上となったのは初めて。日本人では87年、大野和士氏(50)が同コンクールで優勝している。
三ツ橋さんはブラームスの交響曲第1番を指揮し、準優勝の結果に「女性は男性と比べ、筋力などで劣るかもしれないが、指揮は体力だけではない。今回の結果を糧に今後も頑張りたい」と話した。
三ツ橋さんは16歳から指揮を学び、99年に東京芸大指揮科に入学。05年に同大学院を卒業し、ウィーン国立大に留学した。小沢征爾氏、小林研一郎氏らに師事し、08年にはアントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで最年少優勝している。
日本でも東京都交響楽団に客演しており、小沢征爾音楽塾やサイトウ・キネン・フェスティバルで小沢氏のアシスタントを務めていた。三ツ橋さんはポニーテールがトレードマーク。小柄でステージマナーは初々しいが、女性的な柔らかさと力強さを持ち合わせる指揮ぶりだという。
11月17日に、東京・杉並公会堂で行われる日本フィルハーモニー交響楽団公演で、ショパンのピアノ協奏曲第1番、第2番(ピアノは高橋多佳子氏)でタクトを振る。
[2010年10月18日10時59分
紙面から]ソーシャルブックマーク




