東方神起が9月4日にリリースする新曲が、映画「リング」シリーズの最新作「貞子3D2」(英勉監督、8月30日公開)の主題歌に決定したことが3日、分かった。タイトルは「SCREAM」(スクリーム=“悲鳴を上げる”の意味)。日本を代表する人気ホラーシリーズに合わせた攻撃的な歌詞で、チャンミン(25)は「『貞子3D2』とこの曲でこの夏はたくさん叫んでほしい」と話している。

 夏らしいさわやかな前作「OCEAN」から一転、新曲はハードなダンスナンバーに仕上がった。4月ごろに主題歌のオファーを受け、映画のイメージに合わせて作られたという。

 歌詞も「標的はお前だ

 覚悟しておけ」など映画の世界観にはまった力強い言葉が並ぶ。ユンホ(27)は「貞子の世界をより盛り上げていけるような激しい楽曲だと思うので、映画と一緒に楽しんでもらえたらうれしいです」と話している。

 東方神起の起用について、小林剛プロデューサーは「アジアを中心に世界で愛され続ける東方神起と『リング』シリーズ。その2つの力で新しい風を起こしていければと思いました」と説明する。完成した楽曲を聴いた英監督は「叫びまくるくらいにめっさかっこいい曲。皆様も劇場で叫びまくってください」と話し、楽曲と映像のコラボレーションに期待している。

 同作は、見た者を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオ」の謎を追う、鈴木光司氏の小説「リング」を原作とする「リング」シリーズの最新作。貞子は、「呪いのビデオ」を生み出したシリーズを通してのすべての元凶とされる怨霊で、同作では「貞子はこの世に復活したのか、貞子の怨念が向かう先」などが徐々に明らかにされていく。前作同様、3D映像で製作され、“飛び出す貞子”は健在だという。

 10カ国で公開された前作に続き、今作も既に韓国、香港、ロシア、シンガポール、インドネシア、フィリピンでの公開が決定している。その全てで「SCREAM」が主題歌として使用され、映画とともに楽曲も“世界進出”を果たす。

 同曲を含む予告編は4日から映画の公式サイトで、6日から全国の劇場で公開される。