リオデジャネイロ五輪日本代表が19日、千葉県内に集合し、国内合宿を開始した。OA(オーバーエージ)枠のDF藤春広輝(27)はチームの盛り上げ役になることを誓った。

 ランニングで積極的に若手へ歩み寄り、会話をし「初対面の人もいるのでなるべくコミュニケーションをとってこれからやっていきたい」と話した。OAのFW興梠やDF塩谷とは6月のメディカルチェック後に食事会をし、「3人で頑張っていこう。3人が引っ張っていかないとアカン、チームの雰囲気を壊さずやっていこう」と結束を深めたという。

 だが初めて合流した五輪代表に対して戸惑いもあった。「バスも静かですし。A代表だったらDF槙野君とかがいて『うるせぇな』って感じだけど、本当におとなしくて…。みんないい子なんですけどね」と打ち明けた。年上としてピッチ外でのコミュニケーションも積極的に図っていく構えだった。

 五輪の話題へ移ると、藤春は強い責任感も口にした。「今日からオリンピックモードに切り替えてやっていきたい。OAとして入ったわけでプレッシャーもかなりある。責任感も求められる。まずは第1戦で結果を残す事が大事」と気を引き締めた。G大阪のチームメートからは「蚊に刺されんなよ」、「しっかり帰ってこいよ」と言葉少なに激励を受けた。

 国内合宿は20日も行ったのち、21日にブラジルへ向けて出発する。