清水は16日、明日18日に行われるナビスコ杯予選第1節山形戦に向けて練習を再開した。完全非公開で行われた練習後、大榎克己監督(49)は「全員がモチベーション高くできている。誰が出ても遜色ない」と、メンバーを大幅に入れ替える方針を示した。

 チームはリーグ戦で開幕から1勝1分けと上々のスタートを切った。それでも、指揮官は「まだいろんな選手にチャンスがある」とメンバー編成について横一線を強調。ここ2試合で出番がなかった選手を起用し、戦力の底上げを図る構えだ。今季の清水はJ1・18クラブ最多となる35人が在籍しており、試合出場に飢えている選手は多い。MF高木善朗(22)もその1人で「今、先発で出ている選手との違いを出さなければいけない。しっかり結果を残してアピールしたい」と意気込みを語った。

 山形戦後は中3日でリーグ松本戦が控える。過密日程を考慮してターンオーバー制を採用するが、負けるわけにはいかない。大榎監督は「チームとしていい流れを崩したくない。出る選手には勝ちに行くと伝えた」と、総合力で勝ち点3を奪いに行く。【神谷亮磨】