<天皇杯:清水1-1山形(5PK4)>◇準々決勝◇25日◇アウスタ

 昨年4強の清水が試合を優位に進めた。前半序盤はFWヨンセンを起点に攻め立てた。主導権を握った清水はその後、シュートまで持ち込めない展開が続いた。一方、初の4強進出を目指すは山形は、簡単なパスミスを連発、0-0で前半を折り返した。

 後半も清水が山形を圧倒した。同16分、日本代表MF藤本が左足でシュート。相手GKに阻止されたが、この日最大の好機をつくった。山形も終了間際にはFW田代が左足で強烈なシュートを放ったが、無得点のまま延長戦に突入した。

 延長戦では劣勢の山形が先手を取った。延長後半2分、FW田代が左足で流し込んだ。一方、1点を追う清水は同4分に、左CKをDFボスナーが頭で合わせて追いついた。同点で迎えたPK戦では、清水GK山本海が相手キッカー2人目をセーブ。清水はキッカー5人がきっちりと決めて5-4で勝利した。清水が、2年連続で4強入りを決めた。