<ナビスコ杯:(2)横浜2-1G大阪(2)>◇6日◇準々決勝第2戦◇ニッパ球※カッコ内は2戦合計得点
ウイルス感染症で北京五輪代表オーバーエージ(年齢制限外=OA)枠を辞退したG大阪MF遠藤保仁(28)が、ナビスコ杯準々決勝第2戦の横浜戦で、公式戦8試合ぶりに復帰した。後半20分から出場し、安定した球さばきを披露した。チームは1-2で敗れたが、2戦合計2-2、アウェーゴール数1-0で4強進出。2連覇に向け、着実に前進した。9月3、7日の準決勝で清水と対戦する。準決勝のもう1カードは名古屋-大分に決まった。
頼れる男が帰ってきた。後半20分、大歓声を浴びて遠藤がピッチに立った。6月29日札幌戦以来、実に8試合ぶりの公式戦。ブランクを感じさせない球さばきで、中盤を落ち着かせた。「20分くらいだったけど、思った以上にできた。周りも見えていたし、ボールを持っても余裕があった」。得意のCKも正確だった。退院したころの予定より10日も早い復帰で4強進出に貢献した。
五輪代表のOAに選ばれながら、ウイルス感染症で辞退に追い込まれた。入院時の大半は家族以外面会謝絶。高熱にうなされ、顔には発疹(ほっしん)ができた。誰にも会いたくない時期もあったが、心身ともに復調した。ともに戦えなかった反町ジャパンは7日に初戦を迎える。「僕は参加できなかったので、もう応援するしかない。相手は強いけど、乗り越える力はある」とエールを送った。
まだスタミナ面で不安は残るが、遠藤の復帰はA代表にも朗報だ。「少しずつ90分を戦える体にしていきたい。あと3試合くらいかかるかな」。順調にいけば、20日の親善試合ウルグアイ戦での日本代表入りも見えてくる。9月6日のW杯アジア最終予選初戦のバーレーン戦も、完全復活して臨める。ナビスコ杯2連覇を狙うG大阪、10年W杯出場を目指す日本代表に貢献するつもりだ。【北村泰彦】



