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浦和フィンケ監督がコーチの麻薬騒動語る

左からナイチェル、タンコ両氏、藤口社長、フィンケ監督、モラスコーチ
左からナイチェル、タンコ両氏、藤口社長、フィンケ監督、モラスコーチ

 浦和のフォルカー・フィンケ新監督(60)が、前代未聞の「カミングアウト」でクラブの結束力を高めた。10日、さいたま市内のクラブハウスで今季の新体制発表会見に出席。新任コーチのイブラヒム・タンコ氏(31)が現役時代の9年前に麻薬騒動に巻き込まれた件について「何も隠すことはないし、正しい情報を伝えたい」と突然、切り出した。

 ガーナ出身のタンコ氏は、ドルトムントに所属していた99年にオランダで友人のパーティーに出席した際、マリフアナと知らずにタバコを吸引した。数日後のドーピング検査で陽性反応が出たため発覚したが、ドイツ当局や同サッカー協会などの調査によって常用者ではないことが立証され、4カ月間の出場停止処分のみが科された。

 フィンケ監督は「事件はまったくの偶然で不幸なもの。問題ない。その後も取り調べを受けながら、ドイツ国籍を取得している。実績もある優秀な指導者だし、一緒に仕事がしたい」と説明した。

 浦和側も独自に調査を行い、関係者は「厚生労働省からも問題ないと言われた。就労ビザも取得できている」と話した。

 タンコ氏は現役時代を含めて7シーズン、フライブルクを指揮していたフィンケ監督に師事した「若き右腕」。会見に同席していた同氏は「9年前の事件とはいえ、私は責任を持たないといけない。(麻薬撲滅の)キャンペーンにも積極的に参加したい」と話した。異例の新体制発表会見となったが、すべてをさらけ出し、チーム一丸となって再建に乗り出すフィンケ監督の決意の表れとなった。【山下健二郎】

 [2009年1月11日8時37分 紙面から]


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