歯に衣(きぬ)着せぬ“和司節”に会場がどよめいた。来季から横浜の指揮を執る木村和司監督(51)が14日、横浜市内の日産スタジアムで就任会見に臨んだ。名門の復活を託された同監督は、リーグ2連覇を果たした04年以降、タイトルから遠ざかる低迷の要因はどこにあるかと聞かれ「要はヘタクソなんです。心技体、すべてを鍛え直さないと」と切り捨てた。
「背番号10」が代名詞だった、木村監督ならではの言葉を連発した。「今の選手は、キックの精度の低さ、種類の少なさを見ても、ヘタクソ以外言いようがない」とばっさり。さらに「どこのチームもそうだけど、楽しんでプレーをすることが出来ていない。そもそもプロなんだから、見に来た人を楽しませるようなプレーが出来ないと」と、リーグ全体にも苦言を呈した。
戦術の方向性は明言しなかったが「磐田が強かった時は、サッカーを楽しめていた。日産が日本リーグ、天皇杯、JSL杯の3冠を取れた時などは楽しかったし」と理想のイメージの一端は明かした。1年契約での就任で「常に優勝争いに絡むことが大事。仮に今年のように10位で終わっていたら、たとえ契約が残っていても、自分から辞める」と宣言。自ら嵐を呼ぶように、和司マリノスが破天荒な船出を迎えた。【塩畑大輔】



