“三顧の礼”で山形入り、田代ゴール誓う
2年目のJ1を迎えるモンテディオ山形が22日、天童市内で始動した。全体練習に先立ち、新加入選手7人の発表会見が行われた。注目は、鹿島から期限付き移籍した元日本代表FW田代有三(27)。高校時代から小林伸二監督(49)の誘いを受け、3度目の“求愛”で初めて師弟関係が実現した。指揮官の今季目標は勝ち点「50」。待望の男が2年目の飛躍の鍵を握る。
「総額2億円補強」の主役は、会見で最もフラッシュを浴びた田代だ。小林監督も「いい補強ができて少しビビッてます」と手放しで喜ぶ。背番号「10」を用意された田代は「大学以来ですね。キャラじゃないけど期待の表れ。この重圧に勝って、全試合に出て得点できるよう努力したい」と抱負を語った。
指揮官が“三顧の礼”で迎え入れた。田代が福岡大大濠時代、当時福岡のサテライト監督としてスカウトしたが、福岡大に進学。同大卒業時もC大阪の監督として誘ったが、鹿島に奪われた。3度目の正直に「昨季得点の約7割はクロスから。田代の加入は大きい」と小林監督。昨夏から獲得の打診を受けていた田代も「いつか監督の下でプレーしたかった」と感謝した。
指揮官が覚えている試合がある。J1大分時代の03年11月23日。負ければ降格の可能性があった市原戦で、当時福岡大3年の田代を特別指定選手として起用。「田代のアシストで1-1になって降格を免れた」と振り返った。指揮官の期待に田代は「FW育成が上手な方だし、レベルアップできると思って山形を選んだ。日本代表復帰も目指して、開幕から点を取り続けます」と約束した。【木下淳】
[2010年1月23日11時22分 紙面から]
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