<J1:鹿島4-1名古屋>◇第12節◇16日◇豊田ス

 鹿島のDF内田篤人(22)はベンチ入りしたものの、左太もも裏違和感のため出場しなかった。ドイツ・ブンデスリーガのシャルケ移籍が基本合意しており、16日の一戦が「鹿島最終戦」だったが、ピッチで勝利を味わえなかった。

 12日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦浦項戦で違和感を訴え、名古屋戦出場を前提に調整を続けていたが、16日の試合前のミーティングで「90分間出場する自信がない」とオリベイラ監督に伝えて先発落ち。石井チームドクターは「W杯もある。無理せず大事を取った」と説明した。「W杯には影響ない」と内田は言い切ったが、悪化すれば肉離れにつながる可能性もあるという。不動の右サイドバックの回復が遅れれば、岡田ジャパンも窮地に陥ることになる。