J1リーグ戦4連勝を目指す山形が、アクシデントに見舞われた。22日のホーム神戸戦に向け、非公開で最終調整を行った21日の練習場に、GK清水健太(28)とDF前田和哉(27)が、姿を現さなかった。8月に入り4試合で1失点と堅守を支えた2人が、コンディション不良で欠場する。小林監督は「元気な選手を使う判断をした」と話し、リーグ戦初出場となるGK植草裕樹(28)と、DF園田拓也(25)に活躍を期待した。

 前田は、高気温の17日横浜戦での体力消耗が激しく「体が重い状態」(同監督)のため、室内調整にとどめた。前日20日まで練習していた清水は、この日になって右足を地面につけるだけで足の裏が痛む、とチームに報告。同監督は「重くない。長引くといけないから」と軽症を強調するが、即復帰となるかは微妙だ。

 06年途中からJリーグ戦186試合続けて、山形のゴールマウスを守り続けた清水の離脱。スーパーセーブを連発し、8月に入り3勝1敗とチームの好調を支えた。守護神不在は苦しいが、同監督は「植草もDFとの連係は問題ない。落ち着いてやれば大丈夫」。総力戦で連勝を伸ばし、山形の底力をみせつける。【山崎安昭】