<ACL:名古屋2-0FCソウル>◇1次リーグF組◇19日◇ソウル

 F組の名古屋はスーパールーキー永井謙佑(22)のゴールもあり、敵地でFCソウル(韓国)に勝った。

 永井のスピードが単なるバックパスを、ミスパスへと変えた。後半37分。左サイドで相手DFが1度後方のGKへ戻そうとパス。これに「ずっと狙っていた」と反応した。50メートル5秒8の足で瞬時にトップスピードに乗ると、GKの鼻先でボールをさらう。右足トラップでGKをかわし、左足でゴールにねじ込んだ。「苦しい時間だったので良かった」。わずか1点のリードで後半は防戦一方だったチームを、スーパールーキーが救った。

 チームでは初めて1トップを務めた。FWケネディ、玉田、MF中村の主力3人がけがで遠征に同行できず苦肉の策。ぶっつけ本番の布陣だったが“1発回答”。「主力がいなくてできない、と言われたくなかった」と胸を張った。

 FCソウルからは、6日のホーム戦でプロ初ゴールを決めている。再び隣国の看板クラブ相手に、ストライカーの仕事を果たした。12年ロンドン五輪を目指す五輪世代のエースは、何とも頼もしい。

 連勝で勝ち点を7に伸ばし1次リーグ突破へ前進した。けが人続出の苦境で、永井にかけるストイコビッチ監督も「全員が勝利に値するプレーをした。この勝ち点3は、次のラウンドに向け、とても大きな1歩だ」と笑顔だった。