開幕6連勝から足踏みしている2位・横浜はホームで鹿島を迎え撃つ。5月3日の「憲法記念日」は通算1勝7敗と苦手としている鹿島に対し、横浜は昨年まで2連勝中。さらに日産スタジアムが完成した98年以降、5月の最初の試合がホームだった場合は5戦全勝という好データがある。前節甲府戦で右足を痛めたFWマルキーニョス(37)も2日は練習に復帰し、勝つ要因はそろった。

 開幕から6連勝後は2試合勝ち星がないが、5日に52歳の誕生日を迎える樋口靖洋監督も「月も変わったし、ここは白星で行きたい」とバースデー勝利を期待した。MF中村俊輔(34)も「ジュニーニョとダビがハマって、強い時の鹿島に近づいてる」と敵の分析に余念がない。大型連休真っただ中の今日3日は3万人以上の観客が見込まれ、中継するNHKなど多くのテレビ局のカメラが向けられる。注目の一戦で強敵を退ける。【由本裕貴】