<J2:札幌2-2熊本>◇第12節◇6日◇札幌ド
4戦で勝ち点はわずか2しか奪えなかった。J2札幌は熊本と引き分けた。0-1の後半10分にFW前田俊介(27)、1-2の同30分にMF砂川が得点を挙げ、2度追いつく粘りを見せたが、4戦ぶりの勝利はならなかった。ゴールデンウイーク期間中の4連戦は2分け2敗。ホーム6戦無敗だが、自動昇格圏との差を詰めるはずの連戦が逆に大きなブレーキとなった。
敗戦後のような幕切れだった。2-2の後半ロスタイム。札幌は左サイドからFW工藤がクロスを上げ、ゴール前で都倉が競るも、決勝点は生まれなかった。90分走り抜いた選手は、終了のホイッスルと同時にがっくり膝をついた。ゲームキャプテンのDF日高は「相手のミスに助けられたのはいいが、勝たなきゃいけない試合だった。引き分けだが、負けに等しい」と険しい表情で振り返った。
2失点とも警戒していたセットプレーから許した。「1点目は僕が競り負けたことが失点につながってしまった。集中していれば防げた」と宮沢。前半ロスタイムには熊本MF岡本がPKを外した。後半ロスタイムには熊本FW斉藤のミドルシュートがクロスバーをたたいた。ぎりぎりでつかんだ勝ち点1だった。
3月22日の北九州戦以来8戦ぶりの複数得点も、前田の1点目は相手ミスが絡み、2点目は砂川の直接FK。財前監督は「ゴール前まで運ぶことはできているが。結果は出ていない。ちょっとしたスキをつかれている部分も反省が必要」と厳しかった。最低勝ち点8を掲げた大型連休中の4連戦は1勝もできず。MF河合は「勝ち点2は最悪。取りこぼしてしまった」と悔やんだ。
試行錯誤が続く。財前監督はこの4戦でMFヘナン、工藤、前の初先発など、計20人の選手を起用。主力の疲労を考慮し、コンディションのいい選手を選び、毎試合、新たな布陣で臨んだが、勝利には結びつかなかった。早ければ12日の愛媛戦から離脱中のエース内村も戻る。今が我慢の時だ。【永野高輔】



