3冠FWコンビに負けない!

 G大阪の新戦力FW赤嶺真吾(31)が移籍後初ゴールを決めた。G大阪は30日、万博練習場でJFLのFC大阪と練習試合(45分×3本)を実施。仙台から移籍した赤嶺は、1得点を記録してアピールに成功した。試合は5-2の勝利だった。

 ガンバが誇る強力FW陣の仲間入りだ。赤嶺はサブ組として2本目途中から出場。24日インドネシア遠征で行った地元クラブとの親善試合では、FW陣で唯一無得点だった。右足で決めた1発に本人は「練習でも練習試合でも、ゴールの感覚は大事なので」と気合十分。長谷川監督も「点取ったんで(良かった)。動きの量、質。これからコンディションを上げて欲しい」と及第点を与えた。

 2トップの一角で不動のエースFW宇佐美は昨季26試合で10得点、ブラジル人のパトリックは19試合9得点。2人は昨季3冠の原動力となり、今季も先発の柱にいる。赤嶺も昨季31試合9得点とはいえ、G大阪で定位置争いに勝たなければいけない。

 サブで終わらないためにも、赤嶺は「自分の特長を出していきたい。FWはゴールという結果が大事」。2月24日に控えるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初戦でピッチに立つことを目標に、31歳は懸命なアピールを続ける。【小杉舞】

 ◆赤嶺真吾(あかみね・しんご)1983年(昭58)12月8日、那覇市生まれ。鹿児島実から駒大を経て05年に東京入団。08年には日本代表候補にも選ばれた。10年8月に仙台へ期限付き移籍し、翌年から完全移籍。J1通算236試合68得点。180センチ、77キロ。