すでに1位での突破を決めていたバルセロナ(スペイン)が、FWトゥランのハットトリックなどでボルシアMG(ドイツ)に4-0で快勝した。

 FWメッシ、MFイニエスタ、MFマスチェラーノこそ出場したが、残りのメンバーはベンチスタートが常のBチーム。それでもホームチームは試合序盤からボルシアMGを相手に、ゲームを圧倒的に支配。ボルシアMGはチャンスらしいチャンスを作ることができず、バルセロナの攻撃練習の相手を務め続けた。

 スペイン紙マルカによると、この試合でバルセロナのパス本数は993本(うち905本が成功)。10年のルビン・カザン戦で記録した971本のクラブ記録を抜いた。ルイス・エンリケ監督は「イニシアチブとボールのスピードを強調した。利益以上にリスクがあった試合だったが、守備を固めた相手にチームは全ての面でとても良かった」とコメントした。

 また、メッシは前半16分、トゥランとのワンツーから先制点を決めて1次リーグで10得点目を挙げたが、昨季FWロナルド(Rマドリード)がマークした最多の11得点には届かなかった。(山本孔一通信員)