マンチェスターUのモイズ新監督が、日本代表MF香川真司(24)に背番号10番をつけさせ、トップ下でプレーさせることを前向きに検討していると、デーリーメール電子版が伝えた。昨季まで背番号10番のルーニーは、今夏の移籍が取りざたされている。残留を求め、ルーニーと話し合っていると言われているモイズ監督だが、ルーニーが残留した場合も、ポジションは左MFが有力という。

 香川は、新加入した昨シーズン、アジア人初のハットトリックを含む6得点。それ以上に、チームの攻撃を組み立てる動きや、パスで主力としての評価を高めている。さらに、背番号10番をつけた日本代表でのコンフェデ杯の活躍も認められ、新しく指揮を執るモイズ監督のチーム構想の中心にいることは間違いない。

 マンUは現在バルセロナのスペイン代表MFセスク獲得に動いている。入団が決まれば、香川とのポジション争いも考えられる。マンUはアジアツアー中で、香川は日本で行われる23日の横浜戦から合流。この試合で、FWファンペルシー1トップ下のポジションで、香川がプレーする可能性は高い。かつて、ファンニステルロイ、シェリンガム、ヒューズらそうそうたるメンバーが背負ったマンUの新しい10番香川の力量が試される。