20キロに川内優輝(29=埼玉県庁)がゲストで出場、59分43秒の全体3位でゴールした。

 同大学男子はリオ五輪3000メートル障害代表の塩尻和也(順大)が59分36秒、登録男子はガンドゥ・ベンジャミン(モンテローザ)が59分17秒、同女子は綾部しのぶ(DreamAC)が1時間15分56秒で優勝した。

 川内が狙い通りの走りで世界選手権代表への手応えを得た。「1キロ3分のペースで学生(塩尻)を追った」。そして「最後の1周(5キロ)は15分を切っていると思う」走りを見せた。

 1週間前、群馬・渋川から埼玉・久喜の自宅までの100キロ走に初挑戦した。「走り込むと足が細くなって調子がいい。福岡ではタイムより、まず勝つこと。スタミナは心配ないので、経験を生かして良い走りを見せたい」と川内は30歳で迎える来年の世界での舞台を思い描いていた。