女子マラソン界に金メダルも狙える逸材が急浮上した。初マラソンの安藤友香(22=スズキ浜松AC)が歴代4位となる2時間21分36秒で日本人最高の2位入った。初マラソン日本記録も15秒更新。日本陸連の派遣設定記録2時間22分30秒も切って、8月の世界選手権(ロンドン)の代表にも一発内定した。有森裕子、高橋尚子、野口みずきらに続くスターの再来を予感させる快走だった。

 ◆安藤友香(あんどう・ゆか)1994年(平6)3月16日、岐阜・海津市生まれ。日新中でハンドボール部に仮入部も「試合に出られない」と感じ陸上を始めた。800、1500メートルに取り組み、愛知・豊川高3年時は主将で全国高校駅伝優勝。12年4月にミズノ入社、時之栖(ときのすみか)を経て14年1月から現所属。16年3月の世界ハーフマラソンでは1時間10分34秒で日本人トップの10位。好きな芸能人は嵐、好きな食べ物は明太子パスタ。160センチ、43キロ。足のサイズは24・5センチ。