<山口国体>◇9日目◇9日

 少年男子共通走り高跳びで2メートル12の自己新記録で2位となった平龍彦(18=浜松市立高)の父親は、往年の名ライダー平忠彦さん。「競技のアドバイスはありませんが、『適当にやれ』と父からは言われます。“だらしなく”でもなく、“気張る”ことでもなく、という意味です」。8月のインターハイでは全国の頂点にも立ったが、まだまだ父親の話題が先行するという。「いつか僕自身のことで注目されるようになりたい。まずは来年の世界ジュニアで頑張り、将来的には2メートル33の日本記録も目標にしたい」。一風変わった2世選手が陸上界に登場した。